7.6.6. メソッドの選択とコンビネーション

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7.6.6. メソッドの選択とコンビネーション

ジェネリック関数が特定の引数とともに呼び出されたとき、 実行するコードを決定しなければなりません。 このコードは、これらの引数に対する有効なメソッドと呼ばれます。 有効なメソッドは、ジェネリック関数内の適用可能なメソッドを結びつけたものであり、 このメソッドのいくつかか、あるいは全てのメソッドが呼び出されます。

もしジェネリック関数が呼び出されたときに、適用可能なメソッドが存在しなかった場合は、 ジェネリック関数no-applicable-methodが呼び出されます。 その呼び出した結果の返却値は、 最初のジェネリック関数が呼び出されたものの返却値として使用されます。 no-applicable-methodの呼び出しは、 キーワード引数が受付可能かどうか先行してチェックされます。 7.6.5. ジェネリック関数とメソッドのキーワード引数を参照。

もし有効なメソッドが決定されたら、 ジェネリック関数に渡されたものと同じ引数とともに呼び出されます。 どのような返却値であれ、それはジェネリック関数が返却した値として返却されます。


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