nptのドキュメントです。
参照元:ANSI Common Lisp npt
次へ:コンパイルの詳細
インストールは、ソースをCコンパイラでコンパイルして行います。
コンパイル方法は、スクリプトによるものとautoconfを用いるもの、 それらを使わずに手動で行うものがあります。
手動でコンパイルする方法については別途ページを用意しますので、 もし本ページの方法がうまく行かない場合はそちらをご覧ください (コンパイルの詳細)。
まずはgithubからソースをダウンロードします。
$ git clone https://github.com/nptcl/npt.git
$ cd npt
FreeBSDとLinuxのコンパイルスクリプトを用意しました。
FreeBSDでコンパイルするには次のように実行します。
$ ./freebsd_release.sh
Linuxでコンパイルするには、 gccとgmakeをあらかじめインストールしておいてください。
コンパイルは次のように実行します。
$ ./linux_release.sh
どちらの場合も、成功すればnptという実行ファイルが作成されます。
Windowsでコンパイルするためのバッチファイルを用意しています。
Visual Studio 2017で動作確認しています。
下記のコマンドが使用できる環境でコンパイルできます。
コンパイルは下記のコマンドを実行してください。
windows_release.bat成功した場合は、npt.exeという実行ファイルが生成されます。
環境によってはうまく動作しないかもしれません。
失敗する場合は、コンパイルの詳細を確認し、 手動でコンパイルを行ってください。
autoconfによるコンパイルautoconfによるコンパイルを行うには、 bootstrap.shを実行してconfigureを生成します。
$ ./bootstrap.sh
正常に終了したらconfigureを実行します。
$ ./configure
もしインストール先を指定したい場合はprefixを指定します。
$ ./configure --prefix=/usr/local
コンパイルを行います。
$ make
$ make install
makeが成功した段階で、nptという実行ファイルが生成されます。
make installにより、prefixへnptという実行ファイルがコピーされます。
スクリプトによるコンパイルを行った場合は、 nptという実行ファイルを好きな場所にコピーしてインストール完了です。
例えば次の通り。
$ ./freebsd_release.sh
...
$ cp -i npt /usr/local/bin/.
configureでは、make installを行うことで、 prefixで指定した場所にnptがコピーされます。
インストールによりコピーされるファイルは、 実行ファイルのnpt一つだけです。
よってアンインストールをしたい場合は、 nptを削除するだけになります。
起動すると、プロンプトが*に変わります。
$ npt
*
Lispの式を入力すると返答が出力されます。
* (+ 10 20 30)
60
*
終了する場合は、Ctrl+Dか、あるいは(exit)を実行します。
* (exit)
$
ファイルを読み込む場合は、引数に--loadか--scriptを使います。
$ cat > aaa.lisp
(format t "Hello~%")
^D
$ npt --script aaa.lisp
Hello
$ npt --load aaa.lisp
Hello
* (quit)
$
詳細は--helpを確認ください。
$ npt --help