npt-japanese

% インストール方法

nptのドキュメントです。
参照元:ANSI Common Lisp npt
次へ:コンパイルの詳細

1.1 インストール方法

インストールは、ソースをCコンパイラでコンパイルして行います。
コンパイル方法は、スクリプトによるものとautoconfを用いるもの、 それらを使わずに手動で行うものがあります。

手動でコンパイルする方法については別途ページを用意しますので、 もし本ページの方法がうまく行かない場合はそちらをご覧ください (コンパイルの詳細)。

まずはgithubからソースをダウンロードします。

$ git clone https://github.com/nptcl/npt.git
$ cd npt

1.2 スクリプトによるコンパイル

FreeBSDとLinuxのコンパイルスクリプトを用意しました。

FreeBSDでコンパイルするには次のように実行します。

$ ./freebsd_release.sh

Linuxでコンパイルするには、 gccgmakeをあらかじめインストールしておいてください。
コンパイルは次のように実行します。

$ ./linux_release.sh

どちらの場合も、成功すればnptという実行ファイルが作成されます。

1.3 バッチファイルによるコンパイル

Windowsでコンパイルするためのバッチファイルを用意しています。

Visual Studio 2017で動作確認しています。
下記のコマンドが使用できる環境でコンパイルできます。

コンパイルは下記のコマンドを実行してください。

成功した場合は、npt.exeという実行ファイルが生成されます。

環境によってはうまく動作しないかもしれません。
失敗する場合は、コンパイルの詳細を確認し、 手動でコンパイルを行ってください。

1.4 autoconfによるコンパイル

autoconfによるコンパイルを行うには、 bootstrap.shを実行してconfigureを生成します。

$ ./bootstrap.sh

正常に終了したらconfigureを実行します。

$ ./configure

もしインストール先を指定したい場合はprefixを指定します。

$ ./configure --prefix=/usr/local

コンパイルを行います。

$ make
$ make install

makeが成功した段階で、nptという実行ファイルが生成されます。
make installにより、prefixnptという実行ファイルがコピーされます。

1.5 実行ファイルのインストール

スクリプトによるコンパイルを行った場合は、 nptという実行ファイルを好きな場所にコピーしてインストール完了です。
例えば次の通り。

$ ./freebsd_release.sh
...
$ cp -i npt /usr/local/bin/.

configureでは、make installを行うことで、 prefixで指定した場所にnptがコピーされます。

インストールによりコピーされるファイルは、 実行ファイルのnpt一つだけです。
よってアンインストールをしたい場合は、 nptを削除するだけになります。

1.6 実行例

起動すると、プロンプトが*に変わります。

$ npt
*

Lispの式を入力すると返答が出力されます。

* (+ 10 20 30)
60
*

終了する場合は、Ctrl+Dか、あるいは(exit)を実行します。

* (exit)
$

ファイルを読み込む場合は、引数に--load--scriptを使います。

$ cat > aaa.lisp
(format t "Hello~%")
^D
$ npt --script aaa.lisp
Hello
$ npt --load aaa.lisp
Hello
* (quit)
$

詳細は--helpを確認ください。

$ npt --help