Type BASE-CHAR
型base-char
は、standard-char
の アップグレードされた配列の要素の型として定義されています。 実装者は、型character
のサブタイプの型について、 標準以外のものを追加することができます。 その追加する型は、型base-char
がスーパータイプになっていても、 いなくてもどちらでも構いません。 また実装者は、型base-char
と型character
を 同じ型として定義することもできます。
基本文字(base characters)は、次のように区別されます。
standard-char
は、型base-char
の中に含まれます。base-char
のオブジェクトだけが、基本文字列の構成要素になれます。base-char
の文字数の上限は無く、サイズは実装依存です。 文字数の下限はstandard-char
の文字数である96
です。ある文字がbase-char
であるかどうかは、 文字列を表現する実装方法に依存しますが、 その他の実装の特性や、ホストオペレーティングシステムには依存しません。
例えば、ある実装では全ての文字列を16bitの文字として表現しているとします。 また別の実装では、8bitエンコーディングと16bitエンコーディングの 2種類の文字列を扱うシステムであるとします。 最初の実装では、型base-char
と型character
は同じに実装されます。 なぜなら文字の種類が一つしか無いからです。 2つ目の実装では、base-char
は8bitの文字を格納できるようにするかもしれません。 このような実装では、型base-char
は型character
のサブタイプとなります。
型standard-char
は、型base-char
のサブタイプとなります。