System Class COMPLEX
型complex
は、 型rational
に含まれるもの以外の 全ての数学的な複素数を含むものです。 複素数は、実部と虚部がそれぞれ実数の直交形式で表されます。 実部と虚部は、両方とも有理数か、 あるいは両方とも同じ浮動小数の型です。 虚部は浮動小数のゼロにすることができますが、 有理数のゼロにすることはできず、 そのような数はCommon Lispによって 常に複素数ではなく有理数として表現されます。
特定可能
complex
[
typespec |
*
]
typespec - 型real
のサブタイプである型指定子
この型の全ての要素は、実部と虚部がそれぞれ (upgraded-complex-part-type typespec)
の型である複素数です。 この型は、型typespecの数をcomplex
に与えた結果によって 生じた複素数を含みます。
(complex type-specifier)
は、 型type-specifierの数を 関数complex
に与えた結果の 全ての複素数を参照し、 加えて同じ特定化された表現の その他の全ての複素数も含みます。
12.1.5.3. rational
型の複素数の標準的な表現のルール, 2.3.2. トークンから数の構築, 22.1.3.1.4. 複素数の印字
複素数の入力構文は、実部をr
、虚部をi
としたとき#c(r i)
になります。 さらなる詳細は、2.4. 標準マクロ文字をご確認ください。
全ての浮動小数をn
としたとき、 数学的に同じ数としt絵表現される複素数は、 (COERCE n 'COMPLEX)
として得ることができます。