Function EQUAL
equal x y => generalized-boolean
x - オブジェクト
y - オブジェクト
generalized-boolean - generalized-boolean
もしxとyが構造的に似たオブジェクト(同一構造)ならtrueを返却します。 オブジェクトはequalによって下記のように扱われます。
equalは、上記で明確に指定されたもの以外の どんなオブジェクトにも降りては行きません。 次の図は、前のリストを要約した情報です。 加えて、図にはequalのふるまいの優先順位を載せており、 上に記載されているものの方が下のものより優先順位は高くなります。
| 型 | ふるまい |
|---|---|
| number | eqlを使用 |
| character | eqlを使用 |
| cons | 降りて行く |
| bit vector | 降りて行く |
| string | 降りて行く |
| pathname | 機能的に同等 |
| structure | eqを使用 |
| 他のarray | eqを使用 |
| hash table | eqを使用 |
| 他のobject | eqを使用 |
Figure 5-12. equalのふるまいの要約と優先順位
どのような2つのオブジェクトも、 eqlが成り立つなら、 equalもまた成り立ちます。
equalは、xとyが循環しているときは、 おそらく終了に失敗します。
(equal 'a 'b) => false
(equal 'a 'a) => true
(equal 3 3) => true
(equal 3 3.0) => false
(equal 3.0 3.0) => true
(equal #c(3 -4) #c(3 -4)) => true
(equal #c(3 -4.0) #c(3 -4)) => false
(equal (cons 'a 'b) (cons 'a 'c)) => false
(equal (cons 'a 'b) (cons 'a 'b)) => true
(equal #\A #\A) => true
(equal #\A #\a) => false
(equal "Foo" "Foo") => true
(equal "Foo" (copy-seq "Foo")) => true
(equal "FOO" "foo") => false
(equal "This-string" "This-string") => true
(equal "This-string" "this-string") => falseなし。
なし。
なし。
eq, eql, equalp, =, string=, string-equal, char=, char-equal, tree-equal
オブジェクトの同一性は、 正しいアルゴリズムによって決められる一意性といった考え方はありません。 この同一性の関数が適切に使われる場合というのは、 ただ特定のプログラムで必要になったときの文脈でのみ判断できます。 これらの関数はどんな型の引数でも取れますし、 それらの関数名は非常に一般的に聞こえますが、 equalとequalpは全てのアプリケーションにおいて 適切に使えるものではありません。
だいたいの考え方として、2つのオブジェクトがequalであるとは、 ただ印字されたものが同じ表現であるときのみです。